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農学知的支援ネットワーク(JISNAS)総会が開催されました

平成23年10月7日(金)に名古屋大学野依学術記念学術交流館にて農学知的支援ネットワーク(JISNAS)総会が開催されました。

冒頭、田中耕司運営委員長より、①大学に社会貢献が求められる時代にあり、各大学とも国際化に力を入れていsou11.jpgる中、JISNASを通じた活用内容の共有は会員大学にとって有効であること、②各大学の課題や役割として、留学生の受入れ,内向き志向と言われる日本人学生の派遣、そして震災への対応が挙げられること、③国際協力はさまざまな分野が協力する必要があり,その結果としてそれぞれの農学分野の意義を再確認することにつながること、④第12回名古屋大学農学国際教育協力研究センター(ICCAE)オープンフォーラムで取り上げられたアフガニスタン支援についても,当該地域の特殊性に配慮して本邦大学の個別対応ではなく、密接なネットワークを通じた対応が非常に重要であること、⑤本年中にはICCAE紀要を発展させた学術誌「農学国際協力」が刊行されること、⑥JISNASに係る課題は多いが,組織強化を図りつつ英知を結集して国際協力に当たりたい、との挨拶が述べられました。

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 ►会議では、次の点について審議・報告が行われました。

   1.前回総会(2010年10月)以降の活動報告と今後の方針について

  2.JISNASの今後の運営体制について

  3.2010年度会計報告と2011年度予算計画  
 

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►以下に主なポイントを紹介いたします。

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◆ 会員獲得について

 ・この1年間で、JISNASの団体会員は29から38団体へ、個人会員は5から27名へ増加。

◆ ODAとの連携について

 ・文部科学省「分野別協力者会議(農学)」(設置予定)は、JISNASとの連携を念頭に設置準備が進められている。

 ・第1回JICA-JISNASフォーラム「アフリカ稲作開発を担う人材育成と日本の協力」を開催(平成23年7月,東京農業大学)。第2回フォーラムのアイディアを募集中。

◆ 国際協力活動に係わる知見・経験の共有について

・ICCAE紀要を基盤として新たに学術誌「農学国際協力」を年内に刊行予定

・会員大学のグッドプラクティスをリレー方式で紹介する予定。 

◆ 国際協力事業の形成と実施について

・アフガニスタン未来への架け橋・中核人材育成プロジェクト(PEACE)について、農学系ではJISNAS会員大学である京都大学、宮崎大学、名古屋大学、新潟大学、東京農業大学が受入れることとなった。

・JICA課題別研修「アフリカ地域稲作振興のための中核的農学研究者の育成」が2011年度案件として採択され、来年度から3年間実施予定(震災の影響で次年度からの実施に延期)。会員大学の本研修事業への積極的な参画を促進する。

・グローバル人材の育成に寄与する国際協力活動の推進を軸として、JICA青年海外協力隊事業(JOCV)と連携した人材育成を修士課程の大学院生に適用することを検討中。

  その他事項

次期運営委員(2012年4月1日から2014年3月31日)の実施体制は、JISNASの持続性の観点から現在の運営委員を再任する。

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  本件についてご質問等ございましたら、JISNAS事務局までご照会ください。

ご質問、お問合せ

農学知的支援ネットワーク(JISNAS)事務局 

464-8601名古屋市千種区不老町
  TEL: 052-788-6166  FAX: 052-789-4222
  E-mail: jisnas@agr.nagoya-u.ac.jp
  Web: http://jisnas.com/
 


カテゴリ: お知らせ |掲載日: 2011年10月28日