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【FAO】淡水魚におけるB群連鎖球菌GBS ST283のリスクプロファイルおよびファクトシートの公表について

国連食糧農業機関(FAO)による淡水魚におけるB群連鎖球菌GBS ST283のリスクプロファイルおよびファクトシートの公表についてご報告いたします。

2015年にシンガポールにて、B群連鎖球菌(GBS)の侵襲性疾患では初めてとなるGBSシークエンス型283(ST283)による食中毒事件が発生しました。
 これまでのGBS感染症と異なり、患者の20%以上が既往歴のない健康な人でした。原因食品は生の淡水魚です。この後の調査により、実は過去20年にわたりGBS ST283株は東南アジアの人とテラピアに病気を起こしていたことが明らかとなりました。本リスクプロファイルは、国連食糧農業機関(FAO)により、東南アジアの淡水魚サプライチェーンにおいて知見のない部分を特定するために作成されました。
 本リスクプロファイルの作成には、専門家としてJISNAS会員である酪農学園大学の蒔田浩平獣医疫学教授が参加しており、JISNAS会員の皆さまへ情報共有させていただきます。

公表内容

リスクプロファイルとファクトシートは以下のURLからアクセスできます。

■リスクプロファイル
 Risk profile - Group B Streptococcus (GBS) - Streptococcus agalactiae sequence type (ST) 283 in freshwater fish PDF
  http://www.fao.org/3/cb5067en/cb5067en.pdf

■ファクトシート
 Invasive disease linked to raw freshwater fish
  http://www.fao.org/3/cb4901en/cb4901en.pdf


カテゴリ: お知らせ |掲載日: 2021年6月22日