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学術雑誌「農学国際協力」Vol.14のご案内

農学国際協力分野において、国々の発展を基盤とした世界平和を構築するための協力(人材育成や発展、環境保全等)が求められます。また、日本の農学分野においては先進的研究をいかに国際的に展開していくか、また世界的な問題解決のためにどう用いていくべきか、課題は多くあります。

そのため、農学の研究成果を国際的に展開していくことへの理解や意欲を持った研究者を増やし、国際的な視野を持って、現在の農学研究を展開していく若者を養成する必要があります。このような観点から、課題に関する原著論文・総説およびその他の論文を集積し、農学国際協力という分野の体系化、理論的根拠の深化をはかります。

この度、最新号Vol.14を公開いたしましたのでご案内いたします。本号より、新しい編集委員会のもとで、電子ジャーナルとして発行いたしました。

昨今の世界の急速な変化の中で、この学術雑誌は様々な国際協力の現場での最新の情報の提供と新たな考え方や論点を提起する機会を提供するものでなければならないと感じており、新たな編集委員会では、JISNASの会員のより積極的な運営への参加への最初の取り組みとして、国際協力の現場の情報やデータの記載を可能とするために、次号よりケースレポートを、新たな考え方や論点が明瞭となっているワーキングペーパーとデータや情報の記述を主な目的としたフィールドレポートの2 つの種類に分けることとしました。これにより、国際協力の専門家や研究者だけでなく、ボランティアやNPO関係者など、より多くの方々からの情報やデータが、この雑誌を媒体として広く共有され、また、蓄積されることを願っています。

また、編集委員会としては、本雑誌の学術雑誌としての価値の向上を目指し、現在、編集委員会とJISNAS事務局が協力して、JISNASの日本学術会議協力学術研究団体への登録への準備を進めています。本誌が生み出す様々な価値が、会員や読者の方々にとって貴重なものとなるよう、今後も改良を続けていくよう努力してまいりますので、多くの意見をお寄せいただけましたら幸いです。また、皆様からのご投稿を心よりお待ちしております。

最新号Vol.14 について (JISNASトップページのバナーからもリンクできます)

URL:https://iccae.agr.nagoya-u.ac.jp/jpn/journal/backnumber.html

本号では、日本が国際協力を開始してから2000年までに実施された「JICA農学高等教育プロジェクトからの教訓と評価への提言」を現神戸情報大学院大学、特別プログラム講師の金森秀行先生にご寄稿頂きました。また、バングラデシュ農業大学のIshrat J. Shelley博士には「バングラデシュにおける稲作の現状・課題と将来展望」を総説として纏めて頂きました。加えて、ラオス南部での複合生業の現状に関する原著論文、および「国際的に活躍する人材、そのキャリアパス」をテーマとしたケーススタディーを掲載しております。本誌が皆様の国際協力活動のお役に立てれば望外の喜びです。

投稿要領

以下のアドレスにてご確認下さい。
URL:https://iccae.agr.nagoya-u.ac.jp/jpn/journal/


カテゴリ: プロジェクト等募集情報 |掲載日: 2016年5月26日