第5回農学知的支援ネットワーク(JISNAS)総会が開催されました
平成25年10月30日に平成25年度農学知的支援ネットワーク総会が開催されました。
田中運営委員長の冒頭のあいさつでは、大学の国際化への取り組みについてふれられました。
大学の国際化への流れが加速しており、総会に先立つオープンフォーラムでは個々の大学の先進的な取り組みが報告されました。今後各大学が組織としてどのような方策を立てていくか、現状の大学の枠組みのなかでどう取り組むか、多くの大学が難しい問題に直面していることが述べられました。
JISNASは大学間のゆるやかなネットワーク形成を目的としており,これらの問題を解決する一助としてJISNASのネットワークを活用し、組織として国際化にどう取り組むかを議論する会員相互の交流の場としていきたい。また、この流れを会員増加のドライブとしさらなるネットワーク強化を図り、双方向の情報提供に努めるなど会員ニーズを踏まえた活動を行っていきたいとの抱負を述べられ、JISNAS会員のさらなる協力を求められました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
►会議では、次の点について審議・報告が行われました。
1.平成24年度の活動報告と平成25年度の活動方針について
2.平成24年度会計報告と平成25年度予算計画
3.その他
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
►以下、主なポイントをご紹介いたします。
◆ 組織・ネットワーク強化について
1.組織強化について: 今後の組織、活動の在り方について見直す時期にきており、企画委員会を設置するなどの取り組みを検討していく。
2.情報収集と照会:グットプラクティスを活用し、会員同士の情報共有を強化する。
3.関係機関との連携:JICA-JISNASフォーラムを12月16日に開催予定。
(テーマ:農業セクターにおける国際協力とマーケティングの必要性)
4.研究成果の公表:学術誌「農学国際協力」への投稿募集中。
◆ 国際協力事業等の形成・実施支援について
1.途上国人材育成:
①JICA研修「アフリカ地域稲作振興のための中核的農学研究者の育成」への参加大学の強化。
②アフガニスタン留学生の受け入れ「PEACEプロジェクト」への協力の可能性について。
③アフリカ人材育成プログラム(ABEイニシアティブ)への協力の可能性について。
④「食料の安全保障隊(仮称)」プログラムの形成にむけた取り組み強化。
⑤農水省H24委託事業「地球規模課題ネットワーク事業(国際研究ネットワーク形成等の推進)」への取り組み報告。
2.教育協力支援:ミャンマー農業人材育成支援への取り組み、ベトナムカントー大学支援への協力の可能性、パラグアイアスンシオン大学への協力の可能性についての経過報告。
3.国際協力事業形成支援:パラグアイ大豆分野への協力の可能性、コロンビアの大学への水産分野への協力のための研究者紹介について報告。
総会の様子
本件についてご質問等ございましたら、JISNAS事務局までご照会ください。
ご質問、お問合せ
農学知的支援ネットワーク(JISNAS)事務局
464-8601名古屋市千種区不老町
TEL: 052-788-6166 FAX: 052-789-4222
E-mail: jisnas@agr.nagoya-u.ac.jp
Web: http://jisnas.com/
カテゴリ: お知らせ |掲載日: 2013年11月 1日