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<報告>第4回JICA-JISNASフォーラム「教育・研究力の高度化に向けた人材育成を通じた大学の外交力」

平成28年3月15日(火)午後1時30分より、JICA市ヶ谷6階セミナールームにて、第4回JICA-JISNASフォーラム「教育・研究力の高度化に向けた人材育成を通じた大学の外交力」 が開催され、大学関係者、JICA職員のみならず、官公庁、民間企業等多方面の方々にご参加いただきました。
 話題提供では、大学が有する「外交力」のあり方について、現場での現状についての情報提供と問題提起を受け、総合討論では、その「外交力」を有効に活用する組織的な取り組みについて議論し、JICA、大学、官公庁、民間企業等それぞれの立場から様々な意見が出され、貴重な意見交換の場となりました。
 その概要をご報告いたします。

プログラムの内容

1.話題提供 (1時間)

磯田先生1_160315.jpgのサムネイル画像白石先生1_160315.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像日本の大学が有する知識と技術に基づく知的支援が途上国の学術新興に対して一定の貢献を果たしてきており、また、日本で学んだ留学生が、帰国後、一定期間を経て機関の意思決定等を担う立場で活躍している事実に着目し、「外交力」を有する大学の現場の状況や課題等、2つのテーマで話題提供されました。

◆【話題提供①】 政策研究大学院大学(GRIPS) 学長  白石 隆

  演題: 政策研究大学院大学(GRIPS)の人材育成戦略

◆【話題提供②】 名古屋大学アジアサテライトキャンパス学院長・教授  磯田 文雄

  演題: 大学の新たな国際協力の在り方~アジアサテライトキャンパス学院とウズベキスタン日本青年技術革新センター~

2.総合討論 (1時間20分)

総合討論5_160315.jpg総合討論2_160315.jpg現場での現状についての情報提供と問題提起を受け、過去に日本の高等教育機関で学んだ留学生が、帰国後、所属機関等で意思決定を担う立場についている事に着目し、大学が有する「外交力」を有効に活用させるべく、組織的に取り組んでいくための方策について、総合討論が行われました。
 また、本フォーラムの総括として、開発途上国において日本で学んだ留学生が母国で意思決定を担う立場で活躍している現状を把握し、これまでの研究・技術協力の枠を超えて国際協力へのニーズが高まっていると同時に、組織的な取り組みが重要であり、JISNASメンバーと、官公庁や民間企業とのさらなる連携、交流をはかり、今後もこのような機会を提供していきたいと考えています。

►►フォーラムの概要は こちら から


カテゴリ: JISNASの活動 |掲載日: 2016年6月29日